技術研修
教育研究第一部門
特許の紹介と特許検索
小池弥生、上田瑞恵
教育研究第一部門
教育研究第一部門
実 施 日:令和2年9月11日(金) 10:00~16:00
実施場所:zoom
参 加 者:清水 ひかる、早川 敏弘、村野 宏樹
実施場所:zoom
参 加 者:清水 ひかる、早川 敏弘、村野 宏樹
研修内容:
1. 概要
近年、大学での特許などの知財の利活用を推進する動きが盛んになっているが、しかし、知財に関して具体的に「なぜ必要か」、「どのように使えるか」については、認識の差やそもそも知らないということが多いことから、実際に知財を活用している教職員、団体は一部にとどまる。一方で自身の気付かない間に、技術が他者に盗用される、業務を遂行する上で他者の権利を侵害してしまうなど、不利益が生じることがあるため、研究活動や業務を推進する上では知財についての知識が必要となる。そこでまず今回は知財の中でも特許に着目し、大学での特許の必要性・利用についての理解を深めることを目的に研修を行った。また、研究成果から発明を見つけ出す基本的な技術を身につけ、その発明を特許として出願できるかどうかの判別に必要な特許検索の基礎知識について研修を行った。また、特許検索サイトj-platpatを利用し、デモ例を使用して出願可否の検討を行った。
近年、大学での特許などの知財の利活用を推進する動きが盛んになっているが、しかし、知財に関して具体的に「なぜ必要か」、「どのように使えるか」については、認識の差やそもそも知らないということが多いことから、実際に知財を活用している教職員、団体は一部にとどまる。一方で自身の気付かない間に、技術が他者に盗用される、業務を遂行する上で他者の権利を侵害してしまうなど、不利益が生じることがあるため、研究活動や業務を推進する上では知財についての知識が必要となる。そこでまず今回は知財の中でも特許に着目し、大学での特許の必要性・利用についての理解を深めることを目的に研修を行った。また、研究成果から発明を見つけ出す基本的な技術を身につけ、その発明を特許として出願できるかどうかの判別に必要な特許検索の基礎知識について研修を行った。また、特許検索サイトj-platpatを利用し、デモ例を使用して出願可否の検討を行った。
図1. 特許要件の説明スライド(一部) |
図2.ワークシート内の設問 |
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図3. 特許検索画面(J-platpat) |
図4. 特許検索履歴、文献検討ワークシート |
Arduino Unoを用いた計測と計測データの可視化
津島 一平1、永田 照三1、太田 信二郎1、深見 智茂1、戎 俊男2
1教育研究第一部門、2情報部門
1教育研究第一部門、2情報部門
実 施 日: | 令和2年9月18日(金) 13:00~17:00 |
実施場所: | 各個人の居室(オンライン研修のため) |
参 加 者: | 三宅 亜紀、清水 ひかる、早川 敏弘、小池 弥生、江藤 昭弘(5名) |
研修内容:
双方向会議システム(Zoom)を用いたオンライン研修を通じ、研修参加者は実験や実習、研究支援等の場で想定される、Arduinoの実用的な使い方及び、オンラインツールの活用方法を身に付けた。ウェブ上では、はんだ付けや回路作成時のエラー発見が困難になるため、教材はArduino Uno互換ボードと10種類のセンサー類がキットになった教材を用いた。センシングした外部物理情報を2本線(データ線、クロック線)で通信可能とするI2C規格のモジュールを使用し、気温、湿度、気圧などを取得した。取得したデータを可視化するため、同じくI2C規格を有するOLED(有機ELディスプレイ)に表示させた。研修後半では、Arduinoのシリアル通信とExcelのVBAで使用できるシリアル通信モジュールを組み合わせ、Arduino側で取得したデータをExcel側へ送信した。結果として参加者全員がExcel上で計測データを表示しグラフ化することに成功した。
図1. zoomによる研修背景① |
図2. Arduinoにおけるプログラム |
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図3. zoomによる研修背景② |
図4. 測定データをExcelでグラフ化した様子 |
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ELISA法を用いた 抗原 – 抗体反応
大橋和義
教育研究第一部門
教育研究第一部門
実 施 日: | 令和2年9月10日(木) 10:00~14:00 |
実施場所: | 工学部8号館生物実験室 |
参 加 者: | 中本順子、上田瑞恵、芦澤雅人、村野宏樹(敬称略) |
研修内容:
ELISA法は Enzyme-Linked Immunosorbent Assay (固相抗体免疫測定法)の略で、昨今の新型コロナウィルス感染症に関連して抗体検査、抗原検査という文言が頻繁に見られるようになったそれらの検査法の1つである。
本研修は市販のELISAキットを使用し①抗原検出、②抗体検出、③感染症の集団発生の追跡、の実験を行った。
本研修は市販のELISAキットを使用し①抗原検出、②抗体検出、③感染症の集団発生の追跡、の実験を行った。
[結果の一例]
教育研究第二部門
学生実験用動画教材の作成
山本千尋
教育研究第二部門
教育研究第二部門
実 施 日(配信日):令和2年9月18日(金)
実施場所:Microsoft Streamによる動画配信
参 加 者:上田瑞恵、森内良太、田中邦明、中本順子、三宅亜紀
実施場所:Microsoft Streamによる動画配信
参 加 者:上田瑞恵、森内良太、田中邦明、中本順子、三宅亜紀
研修内容:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、静岡大学においては、非対面のオンデマンド配信型授業や、オンライン双方向配信型授業が推奨、実施されている。実地に基づいた学習や技術の習得の場である学生実験においても、オンデマンド配信型授業が活用されている。本研修では、これからの学生実験に求められている、動画教材の作成、配信方法などについて学び、考えることを目的として実施した。
なお、本研修は、新型コロナウイルス感染症の感染状況等を考慮し、オンデマンド配信型で行った。
以下に研修の流れを示す。
なお、本研修は、新型コロナウイルス感染症の感染状況等を考慮し、オンデマンド配信型で行った。
以下に研修の流れを示す。
1. 計4本の研修動画の視聴
動画① 「研修の概要」
今回の研修の目的、研修担当者の担当実習の現状などについての説明。
動画②-1及び動画②-2 「映像教材の作成・配信」
映像教材作成の作成・配信方法の種類及び、実際の手順についての説明。
動画③ 「実験動画教材」
動画②-2の方法を用いて研修用に作成した、実験動画教材の例。
動画① 「研修の概要」
今回の研修の目的、研修担当者の担当実習の現状などについての説明。
動画②-1及び動画②-2 「映像教材の作成・配信」
映像教材作成の作成・配信方法の種類及び、実際の手順についての説明。
動画③ 「実験動画教材」
動画②-2の方法を用いて研修用に作成した、実験動画教材の例。
2. 動画②-2の映像教材の作成・配信方法の流れに沿って、各自で動画の作成、配信(任意課題)
図1.動画②‐1「映像教材の作成・配信」のスクリーンショット |
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図2.動画③「実験動画教材」のスクリーンショット |
機器分析部門
技術英語研修
三宅亜紀、清水ひかる
機器分析部門
機器分析部門
実 施 日: | 令和 2 年 9 月 16 日(水)~17 日(木) 10 : 00 ~ 16 : 00 |
実施場所: | オンライン(zoom) |
参 加 者: | 三宅亜紀、清水ひかる、早川敏弘、上田瑞恵、太田諭之 |
研修内容:
本研修を通して、技術英語について学び、今後の継続的な学習に繋げることを目的とし、zoomを使用したオンライン環境で、外部講師による英語スピーキング研修を実施した。
二日間を通して、「英語でのコミュニケーション」について学び、留学生とのやりとりを想定したロールプレイングを取り入れるなど、今後の業務につながる内容を盛り込んだプログラムで研修を行った。
二日間を通して、「英語でのコミュニケーション」について学び、留学生とのやりとりを想定したロールプレイングを取り入れるなど、今後の業務につながる内容を盛り込んだプログラムで研修を行った。
実施プログラム
1日目 | 午前 | 「スピーキングに慣れよう」 自己紹介/アイスブレイク(Word wolf)/英文法振り返り |
午後 | 「装置の取り扱いについて説明しよう」 英語で説明+質疑応答 |
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2日目 | 午前 | 「対話の基本を振り返ろう」 アイスブレイク(ヘルプ!ゲーム)/英文法振り返り |
午後 | 「対話で解決しよう」 ロールプレイング/まとめ |
図1. 研修についての説明の様子 |
図2. 英文法振り返り(1日目)の様子 |
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図3. ロールプレイングの様子 |
情報部門
大学におけるオンライン講義の実際について
太田諭之
技術部 情報部門
研修実施日:令和2年9月25日(金)
実施方法:オンライン会議システムZoomを使用したリアルタイム形式にて実施した
配布物(LecShizuよりダウンロード):研修前アンケート、研修後アンケート、パワーポイント発表用資料
研修参加者:戎 俊男、中本 順子、成瀬 博規、柿添 崇文 (敬称略; 申込順)
研修内容:
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、対面授業の実施が困難となっている(2020年5月29日現在)。このため大学の講義においては、オンライン講義が実施されている。本研修では「オンライン講義(リアルタイム)」についての説明を行い、オンライン会議システムZoomと静岡大学の工学部で主に使用している学習管理システム (Learning Management System; LMS. Moodleというシステムを使用)LecShizuについて課題やアンケートの作成、提出について実際に操作して頂いた(あらかじめ参加者が操作できるように当方にてユーザ登録を行った)。LecShizuにログインして頂き、研修前アンケートに回答頂いた。質問内容は、「オンライン講義(リアルタイム・オンデマンド)のメリット・デメリット」などである。アンケート結果は、参加者全員の意見をExcelでまとめZoomで画面共有をして議論をした。研修で使用したZoomについては、参加者の方にあらかじめMeeting IDとパスワードを配布して、当日は画面共有やチャット機能を操作頂いた。
筆者が支援させて頂いている2020年度電気電子工学コース3年生講義「Academic English」をオンライン講義(リアルタイム)で実施したため、準備から実施までについても説明を行った。
研修終了後、アンケートを実施した。一部を抜粋する。「Web会議の円滑な実施に向けて、PC性能のみならず、モニターやマイク・イヤホン・個室の用意など周辺環境の整備の重要性を感じた」、「オンラインで行われる授業の実際や手ごたえについて知ることができありがたかった」、「LecShizuを初めて使うことが出来た」。参加者の方とオンライン教育について有益な議論をすることができた。
実施方法:オンライン会議システムZoomを使用したリアルタイム形式にて実施した
配布物(LecShizuよりダウンロード):研修前アンケート、研修後アンケート、パワーポイント発表用資料
研修参加者:戎 俊男、中本 順子、成瀬 博規、柿添 崇文 (敬称略; 申込順)
研修内容:
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、対面授業の実施が困難となっている(2020年5月29日現在)。このため大学の講義においては、オンライン講義が実施されている。本研修では「オンライン講義(リアルタイム)」についての説明を行い、オンライン会議システムZoomと静岡大学の工学部で主に使用している学習管理システム (Learning Management System; LMS. Moodleというシステムを使用)LecShizuについて課題やアンケートの作成、提出について実際に操作して頂いた(あらかじめ参加者が操作できるように当方にてユーザ登録を行った)。LecShizuにログインして頂き、研修前アンケートに回答頂いた。質問内容は、「オンライン講義(リアルタイム・オンデマンド)のメリット・デメリット」などである。アンケート結果は、参加者全員の意見をExcelでまとめZoomで画面共有をして議論をした。研修で使用したZoomについては、参加者の方にあらかじめMeeting IDとパスワードを配布して、当日は画面共有やチャット機能を操作頂いた。
筆者が支援させて頂いている2020年度電気電子工学コース3年生講義「Academic English」をオンライン講義(リアルタイム)で実施したため、準備から実施までについても説明を行った。
研修終了後、アンケートを実施した。一部を抜粋する。「Web会議の円滑な実施に向けて、PC性能のみならず、モニターやマイク・イヤホン・個室の用意など周辺環境の整備の重要性を感じた」、「オンラインで行われる授業の実際や手ごたえについて知ることができありがたかった」、「LecShizuを初めて使うことが出来た」。参加者の方とオンライン教育について有益な議論をすることができた。
図1:本研修の様子 (Zoom画面) |
図2: LecShizuの操作を各参加者が行っている様子 |
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*参加者より画像の掲載許可を頂いております。 |
ものづくり部門
放射線・電磁波測定器、放射温度計の原理・操作、
周辺環境などの測定
山口卓士、本山英明
ものづくり部門
ものづくり部門
実施日:令和2年9月24日(木)9:00~15:00
実施場所:機械棟1階142室
参加者:柿添崇文、上田瑞穂、水野隆、山口涼(4名)
実施場所:機械棟1階142室
参加者:柿添崇文、上田瑞穂、水野隆、山口涼(4名)
研修内容:
放射線・電磁波測定器、非接触放射温度計の原理・操作を学び、人体や環境に悪い影響を与えているといわれている放射線・電磁波が、職場環境にどの程度存在するのか、また、非接触温度計を用いて工作機械の作業中の温度変化、刃物や切り屑、高温部の測定など、直接、接触して測定しづらい温度の測定を、研修参加者全員で、実際に体験しながら測定器の使い方を理解・習熟することができた。あわせて、電流と磁界の実験キットを体験することで、電場・磁場発生の様子を直接確認することが可能になり、職場環境に存在するといわれている有害な電磁波への関心がより高まった。
図1.放射線施設見学・BG測定 |
図2.穴あけ加工中の温度測定 |
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図3.ドライヤーから発生する電磁波測定 |
図4.電流と磁界の実験キット体験 |