プロジェクト・安全支援部門

プロジェクト安全支援部門は、「工学部プロジェクト」に採択された研究に対する支援業務を始め、その他にも共通教育や各学科の実験、実習支援業務などにも柔軟に対応している組織です。

【主な業務】

  • 「工学部プロジェクト」に採択された研究に対する支援業務
  • 数値制御工作機械を活用した精密部品の作製
  • 二次元CADや三次元CADによる部品、装置等の設計、助言
  • 有機化合物の構造解析・同定に用いる分析装置の運用保守管理
  • 無線通信技術についての技術支援、助言
  • ディジタル信号処理に関する技術支援、助言
  • VB、VBA、Cなどの言語によるプログラミング
  • 高電圧に関する技術支援、助言
  • メカニカルシーケンスの制御回路技術支援、助言
  • 物理学実験への業務支援(超電導、光学実験など)
  • 光計測技術に関する支援、助言

 

【業務内容の詳細な紹介】

最新鋭の数値制御工作機械による精密金属加工

「次世代ものづくり人材育成センター」に設置されている最新鋭のコンピューター制御型工作機械、「ヤマザキMAZAK製:複合加工機」や、「Sodick製:放電加工機」などを活用し、一般的な汎用工作機械では作製が困難な金属加工の依頼に対応しています。

ヤマザキMAZAK製 複合加工機

図1 ヤマザキMAZAK製 複合加工機

 

核磁気共鳴装置(NMR)の運用・保守管理業務 (依頼元:物質工学科)

核磁気共鳴装置(NMR)は、スペクトルから得られる分子構造に関する情報量の多さから、有機化合物の構造解析・同定に広く用いられています。 しかし、NMRは原理的に感度が低く、また分解能が試料や装置状態の影響を受けやすくなっております。このデリケートな装置に対し、緻密な運用、保守・管理(液体ヘリウム・液体窒素充填)を行い、研究室や学生実験へのきめ細やかな対応を行なっています。

 図2 核磁気共鳴装置(NMR)

 

最新三次元設計ソフトの技術的支援

昨今、産業界では三次元設計ソフトの導入が急速に進んでおり、当校でもこれらの社会背景に追従し、業界シェアトップである三次元CADソフト、「SolidWorks」が2008年に導入されました。特徴として、操作が直感的で初心者でも比較的早く習得できるメリットがある一方、「板金加工者向け」、「熔接フレーム加工者向け」、「装置設計者向け」などに特化した多彩な機能までもが用意されており、学内ではそのポテンシャルの高さが認識されつつも、効果的な活用には至っておりません。当部門では、これらの複雑なソフトウェア操作のサポートを行っております。

3次元CAD設計風景

図3 三次元設計ソフト「SolidWorks」